交通事故によって発生することがある損害賠償については、これ以外にも様々な種類のものがあります。この他に発生することがあるものとして、逸失利益というものがあります。この逸失利益というのは、交通事故がなければ本来得られたはずの利益に対する損害賠償、というように考えるとわかりやすいでしょう。交通事故によって後遺障害が残ってしまい、従来の仕事を続けることができなくなってしまった場合などに発生することになります。また、後遺障害がなくとも事故があったことで仕事ができなかった期間の利益についても、休業損害と言う形で損害賠償の対象となります。
逸失利益については、計算式が存在しており、これに応じて金額が算出されます。逸失利益の計算式は基礎収入と労働能力の喪失率、そして労働能力喪失期間に応じたライプニッツ係数を乗算したものとして算出されます。ライプニッツ係数というのは、中間利息控除を行なうための係数で、労働可能期間については67歳として計算されるようになっているのが一般的です。この他にも、将来の介護費や家屋の改造費などが残ってしまった身体障害によって発生する可能性があります。交通事故による損害賠償は多くあるため保険加入が重要です。
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